みなさんは2021年のGoogle検索ワードで「○○とは?」でランキング1位になった「適応障害」をご存知でしょうか。
うつ病と何が違うんだろう。
最近はブラック企業とかも多いし、決して他人事ではないと思い、適応障害について知りたいという気持ちとタイトルに惹かれて、こんな本を読んでみたよ。
「もしかして、適応障害?会社で”壊れそう”と思ったら
こんな方におすすめです
・会社で働いている人全員
・現在適応障害、もしくはうつ病で苦しんでいる人
・適応障害、うつ病のご家族を持つ方
本の概要
【概要】
著者:森下 克也
出版社:CCCメディアハウス
発売日:2019/11/30
ページ数:248p
何より、心身医療専門医(※)として認定されている方でとても信頼できる人だね。
心身医療専門医について
心身医学科医としての広い知識と錬磨された技能を備えた、優れた臨床医を専門医として認定しています。
出典元:一般社団法人 日本心身医学会
日本心身医学会 認定制度 心身医療専門医について
本を読んでみて
読む前、読むきっかけ
最近だと芸能人の方も患った適応障害について、私もサラリーマンとして知っておいた方が良いと思って本書を手に取りました。読む前は自分には関係ない病気だし、興味すらありませんでした。
ただ、残業が続いたり、会社を辞めたいと思うことが多くあり、”会社で壊れそう”と思ったこともあったので、本書のタイトルに惹かれました。
こんなことが知れます
・適応障害、うつ病を統計データ等を使って説明
・日本人のメンタリティの特徴
・企業のメンタルヘルス対策の問題点
・具体的なセルフケア、セルフコントロール
表を使ったセルフチェック(不眠症や疲労度、抑うつ度)
・仕事の価値観
・ストレス反応のタイプ
・仕事に対しての向き合い方
・職場の人間関係
・職場でのストレス対処法(プチ転地等)
・医者との付き合い方
・心の病になった場合に自分を守ってくれる法律
・適応障害、うつ病になり、休職してから復職するまで 等
書評まとめ
教科書にしてもいいのでは?と思うくらいとても充実した内容でした。
本書内で何名かの具体例をあげ、それぞれの症状等を説明しているのですが、その中でも「実存クライシス」(なんでこの仕事をしているのだろう?など自分の存在に疑問を抱くこと)について説明しているページについては他人事とは思えませんでした。
自分の人生を一つのプロジェクトとし、どのようにマネジメントしていくか考えること、、私にはそれができていませんでした。本書を機にこれから先自分をどのようにマネジメントしていくかを考え行動していきたいと思います。
また、本書の最後に締めくくりとして著者からのメッセージがあります。
このメッセージがとても心に響きますので、仕事について悩んでいる人や働き方に悩んでいる人はぜひ読んでみてください!